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機器への侵入後、盗まれた認証情報が別の環境へのアクセスに使われた事例です。

外部からの連絡で判明した侵入
JAXAは、2023年10月に外部からの連絡を受けて認識した不正アクセスについて、2024年7月に調査結果を公表しました。VPN機器の既知の脆弱性が悪用された可能性が高いとし、内部のサーバーや端末への侵入、その後のアカウント情報の取得を説明しています。
正規の認証情報でクラウドにも接近
攻撃者は取得したアカウント情報を使い、Microsoft 365にも不正アクセスしました。報告では、外部組織との業務で扱う情報や個人情報などの漏洩が確認されています。一方、対象のネットワークではロケットや衛星の運用に関する機微な情報は扱っていなかったと説明されており、影響範囲を広げて解釈することはできません。
侵入した機器だけでは調査が完結しない
技術的な背景として、認証情報はネットワークをまたいで使われることがあります。端末の不正プログラムを除去しても、盗まれた認証情報や既に成立した接続が使われ続ければ、別の場所へのアクセスが残る可能性があります。機器の調査と、クラウド側のサインインやファイル操作の調査は、別々の証拠を突き合わせる作業になります。
調査と封じ込めを複数の環境で進める
JAXAは、不審な通信の遮断、機器の隔離、不正プログラムの除去、クラウド側の調査などを実施しました。報告には未知の不正プログラムも含まれ、検知の難しさが示されています。この事例は「VPNを直したから終了」とはならず、そこから到達できたサーバーと認証先を追う必要があることを示しています。被害範囲の説明も、公表時点で確認できた情報として読む必要があります。
記事更新・資料確認日:2026年9月12日。事例・注意喚起の時点は本文に記載しています。
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06|JAXA:VPNからクラウドへ広がった不正アクセス
26/9/11
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